岩間神信合気修練会バンクーバーのメンバーへ、
昨日は2012年の締めくくりの稽古日でしたね。 毎週熱心に稽古に参加してくれた事をとても嬉しく思います。 殆どのメンバーが今年からスタートしたにも関わらず、それなりに稽古が出来る体制になってきたのは、皆さんの努力と熱意だと思います。 岩間の合気道は今までバンクーバーには殆ど根ずかずにきておりましたが、今後は我々の道場が岩間神信合気修練会のバンクーバーの窓口としてしっかりと正確な技を伝達できるような道場にして行きたいと思います。 私自身も齊藤仁平宗家のもとに定期的にご指導を仰ぎ伺い出来るだけ細かく、正確にカナダのメンバーに伝達していきたいと思います。
2012年はまさに ” 啐啄同時 ”の年であったと思います。
禅の言葉に「啐啄同時」というのがあります、卵の中のヒナ鳥が殻を破ってまさに生まれ出ようとする時、卵の殻を内側から雛がコツコツとつつくことを「
啐」といい、その時、親鳥が外から殻をコツコツとつつくのを「啄」といいます。雛鳥が内側からつつく「啐」と親鳥が外側からつつく「啄」とによって殻が破れて中から雛鳥が出てくるのです。
両方が一致して雛が生まれる「機を得て両者相応じる得難い好機」のことを「
啐啄同時」というのです。親鳥の啄が一瞬でもあやまると、中のヒナ鳥の命があぶない、早くてもいけない、遅くてもいけない、まことに大事なそれだけに危険な一瞬であり啐啄は同時でなくてはなりません。
東京の高村さん、マレーシアのパデルさん、インドネシアのチコさん、フェリアルさん、そして
各国のメンバーと共に心を一つにして来た数年間の集大成の年だったように思えます。
まさに、師と弟子の揺るぎない信頼関係と気合い”啐啄同時 ”よって成し得た2012年でした。 来年はより一層齊藤宗家からの学びを深いものにしながら、東京、マレーシア、カナダ、インドネシアのメンバーを中心に、より一層の飛躍、そして我々の特色を生かした形で岩間神信合気修練会を盛り上げ、岩間合気道を通じて社会に貢献していきたいと思います。
記: 仙北谷
ー稽古おさめ参加者ー
竹内, Aloy, Sergei, Mori
ー稽古内容ー
体の変更
諸手取り呼吸投げ
正面打ち1教表裏
正面打ち1教 返し技 3種
正面打ち2教表裏
正面打ち2教 返し技1種
正面打ち四方投げ表裏
正面打ち四方投げ 返し技 3種
座り技呼吸法
以上
返し技は反面教師として表面的な部分だけ説明しました。例えば、一教を行う時、肘を先にしっかり掴まなければ猿臂または呼吸投げがくるや、大きくステップしなければ逆に一教で返される、
四方投げをかける時、掴んだ手が頭の上にあれば、相手も一緒に回って返されるという様に説明して、元の1・2教と四方投げが正しい方向になるように説明しました。
大掃除も行いましたので、 稽古風景と併せて大掃除の写真を掲載いたします。
森