当、岩間神信合気修練会は開祖、植芝盛平翁と24年間寝起きをともにし、合気道指導をお受けなった齊藤守弘師範の子息、齋藤仁平宗家が率いる団体です。 当流は武器技と体術の両方に重点を置き、武器技と体術の理合を指導しております。
当流の体術は剣の理からきており、体術は剣術的体術といえます。
また、当流では基本を重んじ、しっかりとつかむ稽古から始め、徐々に相手の動きに合わせる稽古へと移ってまいります。 相手に有利な位置からの当身、呼吸力を用いて相手を制し、構えは半身、三角に入り、総ての技が多人数を想定した体捌きとなっています。 投げ技は抑え技と一体になって、合気道を構成しております。
世界中に様々な合気道の流派がございますが、そのほとんどの流派は合気道開祖、植芝盛平翁から派生されております。 合気道をお創りになった植芝盛平翁は様々な流派の技を体得し研究し、合気道を作ったといわれております。
合気道の稽古をおこなう事により、我々のルーツである日本人(侍)が道徳の基本として大切にしてきた、義(正義)、勇(勇気)、仁(慈しみ)、礼(礼節)を自然に養うことができると考えられます。
遠い昔、武士は文武両道を基本としてきました。 学問を学び知識をつけ、そして視野を広げ社会に役に立つ人間として、自己の向上を目指し、武道を通じて精神と肉体を鍛え、絶対的な強さの中から正義というものを学びました。 そして日本男子は15歳で元服し、刀を帯びることを許されました。 人を傷つける事ができる武器を携帯するということは、自分自身の精神をコントロールできる
強い精神と道徳感が必要でした。
刀を抜かずして相手を制すという部分は我々が学ぶ合気道そのものと私は考えます。 絶対的な強さは反対に優しさと慈しみを心に宿すことができます。
にはすぐに使えるようにしておくという部分は刀も技も同じです。 我々の日々の稽古は一生使うことがあるかないかわからない為の備えと考えております。 一生使わないで終えることを私は望みながら稽古をおこなっています。
見学会の準備をしてくださった中松さん、高村さん、田中君、小島さん、全君、そして稽古に参加した榊原さん、藤井さん、矢野さん本当に有難うございました。 御陰で内容の濃い見学になり皆さんに当会の活動をご理解いただけたと思います。
昨日の写真を掲載させて頂きます。
見学者体験合気道
試し斬り